国交省がガイドラインを作成しているリースバック
リースバックは、新聞の折込チラシやテレビCMで目にする機会が増加している不動産サービスであり、認知度が20%をやっと超えた程度と低いものの年齢層が高齢になるほど認知度がたかくなっているのが特徴です。背景には、リースバックが高齢者の老後の資金確保をキャッチコピーとしたことにあり、時代毎に削られる年金支給額や2000万円問題など将来に不安を抱える高齢者が関心を持っていると言えます。リースバックは、自宅を売却して必要な資金を得ると共に借家として住み続けられるメリットがあり、老後の資金確保だけでなく万が一に備えて相続対策として利用している高齢者も少なくないのが現状です。リースバックは、参入企業や利用者の増加を受けて国土交通省がガイドブックを作成していますが、自宅の買取価格は市場価格の6割から8割と低く固定資産税の評価価格程度が多くなっています。
国土交通省では、リースバックを利回りが10%を超える新しい投資先と考えており、行き過ぎた利回りを追求する契約に注意が必要です。利潤を追求する運営企業が存在する一方で、年々増加する参入企業対策として独自のサービスを展開している運営企業や一括査定サイトの登場しており、自宅の買取価格が市場相場に近づき月額賃料も地域に相場に準じた金額となっています。買い取りを依頼する際には、1社で決める事なく数社の候補を比較検討する必要があり、情報源を営業担当とすることなく自分でも収集するべきです。
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